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文化のはじまりは『食』。その国で食べられているものを知れば、人々の生活ぶりや文化が
わかるといいます。
北欧ではその厳しい気候と地理的条件から野菜・魚介類・肉類・穀物などの保存食が数多く生まれました。遠い昔、バイキングたちが船出し、占領した村中の食糧をかき集めては、皆で取り分けて食べたことから生まれた、いわゆる『バイキング・スタイル』のお料理。
実は、そのルーツが北欧にあるのを皆さんはご存知でしょうか?今回は、『食』を通じて、知られざる北欧の文化を紹介し、その素晴らしい魅力を広めていきたいと考えております。 |
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衣・食・住のうち、北欧で最も人々が大切にするのは、『住』。
自分らしさを十分に活かした、心が安らぐ部屋で読書をしたり、
手芸をしたり。
お客様のおもてなしは、季節に合わせたテーブル・セッティング。
大切にしている食器、アイロンをきっちりかけた洗い立てのカーテンで。
じっくり煮込んだ肉や魚、野菜を取り分けて、ご主人の自慢のデザートでしめくくり。
話に花が咲いてきた頃には、楽しいダンスタイム!
出されたお料理をすべて食べ終わらないうちは、なんと家路に着くこともできないそうです。 |
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都会の喧騒から離れ、湖畔でキャンプしたり、手作りのサマー
ハウスで過ごすのが、北欧アウトドアライフ。何から何まで
自給自足の生活を送ることを理想としています。森に入って、
木を切り、ムース狩りに出かけ、きのこやベリーを収穫。
キャンドルを灯した食卓には、このような自然の恵みが並びます。
大自然への感謝の気持ち、生きることの喜びを感じながら過ごす日々。
機械化の進む現代社会だからこそ、北欧人たちは人間らしい、ぬくもりのある生活を大切にするのです。 |
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北欧は遊び上手。休暇には情熱を注ぎます。
春から夏は、自家用クルーザーでクルージング。
デッキで日光浴しながら大好きな音楽に耳を傾け、ワインを
片手に、取れたての新鮮な魚介類を心ゆくまで堪能します。
長い冬は、澄んだ空気とパウダースノーの中で楽しむスキーや、スノーボード、犬ぞり、スノーモービル。トナカイ肉のスープやソーセージは、まさに北極圏
ならではの豪快な味わい。厳しい気候や地理条件を遊びの中にまで生かし、休暇をたのし
んでいるのです。 |
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北欧の食事といえば、オープンサンド。
もちろん朝からヘルシーな黒パンや胚芽パンにチーズ、ハム、ニシンの酢漬け、レバーペースト、ゆで卵をのせていただきます!ヨーグルトには手作りの
ジャムを添えて。目覚めの一杯には、北欧紅茶のストレートティで爽やかに。 |
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北欧のアフタヌーン・ティは、ケーキやスコーンではなく、シナモンロールやデニッシュと紅茶、コーヒーが一般的。
森で摘んだベリーを使った手作りパイを持ち寄って、キャンドルライトを灯して最高のおもてなしをします。ゆったりと流れる時間の中で心も体もリラックス。紅茶にはこのようなくつろぎ、癒し効果の他にインフルエンザ予防、虫歯を抑えるなどの殺菌作用もあるのです。 |
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ところで、イギリスでは一日に紅茶を平均7〜8杯も飲むのをご存知でしたか?イギリス人にとって紅茶はなくてはならない存在なのです。特に好まれて飲むのがミルクティーです。ゆっくり癒されたい時は片手鍋に牛乳をたっぷり入れ、ロイヤルミルクティーがおすすめ。ゆったりとした時間があなたを包みます。
また、アッサムやウバ、生姜などをブレンドしてオリジナルのチャイをつくってみてはいかがでしょうか? |
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